国産エッセンシャルオイル yuica は、高品質精油(アロマオイル)です。


現在、日本で販売されている、通称〝アロマオイル〟(中にはエッセンシャルオイルではないものもあります)と呼ばれるものは、98パーセント以上が外国産だと言われています。わずかに、ヒノキ(中部地方)やヒバ(青森)、ユズ(四国)やゲットウ(九州・沖縄)などが国産のエッセンシャルオイルとして販売されていますが、アロマ業界全体では微々たる量です。
私は1999年にアマゾンでローズウッドに出会って以来、エッセンシャルオイルの研究を進め、特にこの数年間で約10種類の製品化のメドが立ち、新たに「正プラス株式会社」を設立、本格的製造を開始する運びとなりました。
日本の森林は、温帯の中ではきわめて樹種が豊かであり、香りの原材料に満ち溢れています。しかも、その香りは熱帯のものに比べて、まろやかで深みがあり、私たち日本人にとってはきわめて懐かしさを感じる香りです。
今回選んだ樹種は、すべて江戸時代から日本人の生活に密着したものです。例えば「クロモジ」はお茶席などのツマヨウジとして使われており、抗菌成分を持ちながら口の中に入れても安全なものですし、「サンショウ」は昔から実を粉にしてウナギにかけるなどして食べています。ちなみに「クロモジ」はクスノキ科で、「サンショウ」はミカン科の植物です。

現代人は、五感の中でも主として視覚と聴覚から情報を得ています。しかし、テレビやコンピュータなどから入るあまりにも多くの視覚や聴覚への刺激は、現代人の大脳皮質を疲弊させています。時として、気分や体調が悪くなり、感情コントロールや神経系や免疫等に異常をきたす場合もあります。
嗅覚から得る情報は、視覚や聴覚に比べ圧倒的に少ないと言われていますが、人間の感情コントロールや神経系、免疫系を司る大脳辺縁系に直接届くので、良い香りがそこに届くことにより、現代人は大いに癒されるのです。今日、アロマが急に多くの人々の注目を集めてきたのは、この事が少しずつ知れ渡ってきたからではないでしょうか。特に、日本人にとって日本の森林から採集されたエッセンシャルオイルには大いなる癒しの効果が期待されます。

国産アロマに関しては、以前よりいろいろな試みをしていましたが、「地域資源活性化研究委託事業」で2007年から2年間、研究開発に集中した結果、ヒノキ(木部)、ヒノキ(葉部)、スギ(葉部)、モミ(葉部)、アスナロ(木部)、ヒメコマツ(木部)、ミズメザクラ(枝部)、ニオイコブシ(枝葉部)、クロモジ(枝葉部)、サンショウ(果皮部)等々のエッセンシャルオイルを水蒸気蒸留法で抽出し、製品化することに成功しました。
【水蒸気蒸留法】
また「東京農業大学」との共同研究で、パッチテストや唾液クロモグラニン測定、POMS評価、VAS評価などを行い基本的安全性を確認し、さらに成分分析の専門機関「大研データ」によるエッセンシャルオイルの成分分析では抗菌効果なども確認することができました。

今回の国産アロマのプロジェクトは、特に「飛騨の山々からの樹木」を主原料にしたエッセンシャルオイルの抽出で、今後の本格的な展開に向けて「飛騨高山森林組合」との連携体制で進めています。
今年の2月21日には、東海農政局と中部経済産業局から「農商工等連携事業計画に係る認定書」を受け取りました。現在は「国産アロマ」抽出用の原材料を飛騨高山森林組合から供給してもらうと同時に、森林の環境整備を推進し、雇用の拡大も目指しています。国産アロマの普及は日本の森林を健康にし、地球環境改善にも役立つのです。