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自然に対する美意識が開く新たな人生

1913年のノーベル賞を受賞した、ラビンドラナート・タゴールは20世紀の初頭に日本を訪れ、日本の文化は自然と深くつながりそれ故に美しいと明言しています。

「心づくしの日本語-和歌でよむ古代の思想より」日本の伝統的な文化が「美の中に真理を、真理の中に美を見抜く視覚を発展させてきた。」さらに、タゴールは、「日本は、森の葉ずれの囁きや溜め息、あるいは波のすすり泣きを、心の中に取り入れてきました」と、指摘し、日本人の自然観を美意識に結びつけて、日本の伝統的な文化の「力」、日本民族の「天才」として評価した。

 西洋では人は自然の征服者ですが、日本人は深層心理で人は自然の一部、もしくは宇宙の一部だと思っています。 そもそも日本語は「自然」を「じねん」と言い、「自分も含まれた天然」を意味しました。
それが外国から「ネイチャー」という言葉が入ってきて、「しぜん」という言い換え、徐々に自然との距離を離してしまいまいした。
 文明がこれだけで発展して、そう簡単に「内なる自然」と「現実の自然」を同一にはできないかもしれませんが、何か方法がある筈です。

 京都の大徳寺には、寺院の通路に苔が敷かれています。その苔の色は春には明るい緑で季節のうつろいと同時に色を徐々に濃くして行きます。この苔の敷かれた道は、そこを歩く人と自然を一体化させる、先人の知恵と言えるのではないでしょうか?

 子安寺の石庭は世界的にも名高くさらには使い哲学的意味を持っています。白砂に浮かぶ岩を見ていると時には大海に浮かぶ小島、もしくは宇宙の中の地球、さらには時空と共に生まれ、時空と共にやがて死ぬ自己の在り方を考える『禅』の深みを垣間見れるでしょう。

Bond between Us and Nature, and Our Hearts

 私達の商標であるyuica(ゆいか)は漢字では『結馨』と書きます。
 「結(ゆい)」とはオークヴィレッジ・正プラスから少し行った先にある白川郷などで、“人と人を結びつける”「協働」の集団を指す言葉で、“人と自然を結ぶ”という意味も内包しています。
ですから「馨(=香:か)」で人と人、自然と自然を結びたいという私達の基本姿勢を表しています。
 また、「馨」という字は上にもあらわしていますように、古での「香」という漢字です。この古い漢字には、声を聴く様に“香りを聴いた“という、古人の感性に学びたいという意志の表明でもあります。