国産エッセンシャルオイル yuica は、高品質精油(アロマオイル)です。

私たち現代人が陥っている心と体の不健康さは、どこから来ているのでしょうか。
一言で言うと、それは五感〈視覚〉〈聴覚〉〈嗅覚〉〈味覚〉〈触覚〉のバランスの崩れから来ているといえます。
そのうち〈味覚〉はものを食べたり飲んだりする時に、〈触覚〉は触った時にしか感じないので、常に感じることはできません。ところが、〈視覚〉〈聴覚〉〈嗅覚〉の3つは、本来人間はほとんどいつも働かせていた感覚です。たとえば、海へ行くと大海原の風景が目前に広がり、風が吹いてきて波の音があって、潮のにおいがある。森林に入ると、木々の緑があって風のそよぎやせせらぎの音があって、そして風が薫る。自然のそばでは、〈視覚〉〈聴覚〉〈嗅覚〉は常にバランス良く働いていたのです。
しかし現代では多くの場面で〈嗅覚〉がほぼ遮断され、〈視覚〉と〈聴覚〉に偏った情報の入り方が増えています。そのことによって心と体のバランスが崩れ始めているのです。この傾向が強くなったのは特に20世紀後半で、わずか60年程の間で視覚と聴覚を使う情報装置が急激に増えました。たとえばテレビの普及、携帯も含めた電話やネットなどの電子メディアの普及などによって、嗅覚を使う場面が減り、これが感覚のバランスが崩れた大きな原因と考えられます。
【赤の部分が大脳辺縁系】
嗅覚と脳の関係については、近年の研究で「大脳辺縁系」といわれている、脳の中でも真ん中の方にある生物として古くから持っているところに直接届くことが判明しています。一方、〈視覚〉や〈聴覚〉は「大脳皮質」の方に届きます。ここは言語中枢に近いので、眼で見た情報を「あれは黄色で丸くて柔らかそう」とか「青く四角いがしっかりとした箱です」などと他人が聞いてもわかりやすく表現できます。音に関してもある程度の表現ができ、たとえば初めて聴いたメロディを復唱して口ずさむこともできます。
しかし「大脳辺縁系」は「大脳皮質」と違い、神経系や免疫系や無意識に働いている感情などをつかさどっています。〈嗅覚〉はその大脳辺縁系に直接に届くのです。
無意識をつかさどる「大脳辺縁系」に届いた香りは、言葉にも色にも音にも表現しづらく、たとえ香りを表現したとしても、その香りを自分で再現できるわけではありません。しかし、そのことこそが大切なのです。無意識をつかさどる「大脳辺縁系」に届くからこそ、意識を使い過ぎて神経のバランスが崩れた人や、体を酷使し過ぎて免疫系のバランスが崩れた人などを回復させることができるのです。各種のアトピーや花粉症などは免疫系が崩れることが原因とわかってきています。また、精神的に落ち込んだりアガったりするのは、神経系のバランスが崩れた結果といえます。そこで「大脳辺縁系」に直接届いた香りがうまく作用するとバランスを取り戻すことができるのです。
【クロモジ】
ただし、香りに対する感覚は個人差が大きいものです。私たちの実験でも、日本産アロマ「クロモジ」の香りに対して多くの人が「いい香りですね」と言います。「どんな香りでしたか」と尋ねると、クロモジの香りは複雑なので、実にバラバラな答えが返ってきます。「スカッとした」と言う人もいれば、「甘い香り」と答える人もいれば、「眠けを感じた」と言う人もいて、答えに大きな幅が出ます。
次に、いろいろな種類のアロマを用意し、ひととおり香りを嗅いだ後に「この中からクロモジを探してください」と言うと、感想はそれぞれに異なっていたのに、ほぼ100パーセントの人がクロモジの瓶を当てることができます。なんと香りの記憶はしっかりしていることか!
情報化が進んだ今の時代だからこそ、五感のバランスを意識して取り戻すことが大切で、それによって私たちは本来持っている能力を取り戻し、新たな豊かさを再構築できる可能性があります。