代表 稲本正メッセージ

 私たち人類の先祖は440万年前に森の中で直立二足歩行をし始め、ひ弱な生物で肉食獣に襲われないために森の中の樹の上で眠っていたと言われています。
 そのひ弱な先祖は森の片隅で、家族を始め皆で助け合い工夫をし、苦労しながら「進化」を遂げて、今日の人類に行き着いています。
まさに「Evolve with the forest」です。
 ここで大切なのは、森の力を五感で感ずることが進化の源であり、幸福の源だったということです。
チンパンジーは、98.5%は現代人と同じ遺伝子を持ち、人類は440万年前に直立二足歩行を始めた頃から、今日に至るまで遺伝子はほとんど変わっていません。
 ですから、現代人(ホモ・サピエンス)も、常に自然(森)を五感で感じ、助け合うことが必要不可欠な生物と言えます。
 ところが現代人の都市生活は、自然から離れ、森を五感で感じられない上に、社会が複雑化し、都会には人が溢れ、ストレスが満ち溢れています。
 そのような社会環境で生活している現代人と日本の森が繋がり、そして、自然豊かな飛騨高山の森の香りの力で、人の心と体が健やかで美しくいられるようなサービスの提供し続けていきたいと私は思っております。

略歴

1945年富山県生まれ。立教大学卒業後、同大学勤務。

1974年に「人と自然、道具、暮らしの調和」を求めて工芸村「オークヴィレッジ」を創設する。
お椀から建物まで幅広い工芸を展開する一方、植林活動を行い地球環境における森林生態系の重要性を発信し続ける。
現在は、人と森との共生・健康に繋がる日本産精油「日本の森から生まれたアロマyuica(ゆいか)」を通して森が人類に対して担う役割についての発信に注力している。

1999年、長年の環境保護運動の功績により「みどりの日」自然環境功労者表彰受賞。
現在、岐阜県教育委員会教育委員長職務代理、東京農業大学客員教授、一般社団法人 日本産天然精油連絡協議会専務理事、岐阜県恵の森コンソーシアム会長などを務める。
『日本の森から生まれたアロマ』(世界文化社)、『森の惑星』(世界文化社)、『森の旅森の人(世界文化社)』など著書多数。