例年より長かった今年の梅雨空に日差しを感じる時間が出てきました。
今週後半はようやく「梅雨明け宣言」が聞けるかもしれませんね。

さて、今日、森で黒文字の木の傍で実をつけたハナイカダを見つけました。
とても美しい名前を持つこの植物は、
葉の真ん中に花を咲かせ、結実するという不思議な生態をしています。

ハナイカダという名は、花や実が筏乗り見立てたものだと言われています。

何故、ハナイカダは葉の上に花を咲かせる事を思いついたのか、非常に興味深いところではあります。
生育場所が湿度の高い場所を好み、川の近くに生育していることが多いので、
もしかしたら葉を川に落とし、名前の由来の通り、種子を筏のように乗せて運ばせようとかんがえたのかもしれません。

若葉は山菜として食べられていますが、
黒く完熟した実は森の動物たちが好んで食べるので、
動物からは筏というより、お皿に盛った黒豆だと言われていそうですね。

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