↑雄花

↑雌花

↑球果

花はサクラのように目立つものばかりではありません。針葉樹の花は人々が気がつかないうちに花開き、松ぼっくりの様な球果を着けます。

雄花は先日紹介したスギの雄花によく似ています。別に観察した雄花には花粉の袋が見えており、間もなく花粉を飛ばす季節になりそうです。

雌花は球果を小さくしたような形をしており、枝先に群がって着いていました。

全体を見ていると、枝によってそれぞれ雄花をたくさん着ける枝と雌花をたくさん着ける枝が見られました。

球果ですが、松ぼっくりを簡単にしたような形で、鱗片は7つ~8つと小柄です。

アスナロとは、木曽のヒノキ林の下で、明日はヒノキになろうと頑張っている木ですが生態的には、耐陰性がヒノキよりも強くアスナロの子供の木が日陰でも我慢して生育できているからだそうです。木曽では上木のヒノキが伐採されたら次代はアスナロの林になっていくのでしょうか。

種類として、人によっては細かく分類されておりますが、青森県下北半島のものをヒバ、石川県能登半島のものをアテと呼んで区別しています。

Yuicaのアスナロオイルには、ツヨプセンが全成分の7割近くと大変多く含まれており、高い防虫効果が期待できます。ツヨプセンには他にも抗菌効果やデオドラント効果がありますので、これから汗ばんだり、ジメジメした梅雨を迎える頃にはアスナロは重宝する精油です。

高山K