ハンドケア
生命の営みのワンシーンを切り取った香りの物語。
手の温もりと織りなす香りのフレーズをお楽しみください。
【フレグランスハンドクリーム】
佐渡ツバキオイル、小豆島オリーブ、コメヌカオイルなどの植物由来の保湿成分を含んでおり、乾燥を防ぎ、手荒れを予防する効果が期待されます。コクのあるテクスチャーで、少量でもしっかりと保湿できます。
■フレグランスハンドクリーム『ホワイトシャツ』
ワイシャツは元来は下着で、素肌に直接纏うもの。愛しいと思う人の洗いたてのワイシャツは洗剤とかすかに残ったその人の匂いを感じることができる。ふと、壁にかかったワイシャツに顔を埋めて見たくなるような、刹那的な気持ちと恋い慕う心をあらわした香り。

■フレグランスハンドクリーム『ミッドナイト東京』
人間それぞれに抱える孤独は夜に増幅する。街の中ではその寂しさを埋めるために、眠らない街に繰り出し、ネオンの光の下に集まって時間を消費する。そのうち、夜明けの静けさとやわらかな地平からの光に包まれ、ふと帰りたかったどこかの記憶を思い出し、つかの間のやすらぎを感じる瞬間を表した香り。

■フレグランスハンドクリーム『春の森』
「春が終わっても、また季節は巡り来る。」 においこぶしの落花のごとく、儚く終焉を迎えた様に思える事でも、落ちた花や葉を養分に、大地は新たな命を生み出し、次の春に向けての準備をしている。 生命と事象の循環と小さな希望をあらわした香り。

関連樹木
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クロモジ(黒文字)
高山産(学名:Lindera umbellata)
クスノキ科クロモジ属の落葉低木で、緑色のすべすべした肌に次第に黒い斑紋がでることが多く、
この黒斑を昔の人が〈黒い文字が書いてある樹〉としたことから「クロモジ」という名前がついたとも言われている。
古くなると次第にざらついた灰色の樹皮に覆われる。香調は、スズラン様の香りと、緑の葉の香りを合わせた、グリーンフローラル。
主成分はリナロール、1,8-シネオール -
ニオイコブシ(匂辛夷)
高山産(学名:Magnolia salicifolia)
モクレン科モクレン属の落葉小高木で、春になると猫柳のような蕾から溢れるばかりの大きな白い花を咲かせます。
古くは森の中で子供がお菓子がわり葉っぱを食べていたと言われていることからの「噛む柴(カムシバ)」が転じて「タムシバ」とも言います。香調は、シトラスフローラルで、ネラール・ゲラニアール、1,8-シネオールを主成分とした、柑橘様の香りに花の様な華やかさを併せ持った香り。
春にニオイコブシの花が咲くと麓までその香りが届くと言われています。 -
ヒノキ(檜)
高山産(学名:Chamaecyparis obtusa)
ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹。日本の代表的な樹種で国内に広く分布する。
木部は加工しやすく、1000年後も伐採時の強度を保つことができ、
葉や枝葉はさわやな芳香を放ち、様々な細菌類に対する抗菌性がある事がよく知られ、料理のかいしきとしても用いられている。日本人に馴染み深い香りの木部は、爽やかなウッディーノート、葉はグリーンノート、枝葉はその中間である。
木部の主成分はαピネン、δ-カジネン,γ-カジネン
葉部の主成分はサビネン、酢酸テルピニル、酢酸ボルニル
枝葉部の主成分は酢酸テルピニル、サビネン、リモネン -
ミズメザクラ(水目桜)
高山産(学名:Betula grossa)
カバノキ科カバノキ属の落葉高木。別名、梓(アズサ)ともいう。樹皮や材観がサクラに似ていることから、ミズメザクラ(水目桜)と呼ばれている。
かつて、樵がその樹皮を剥がし、肩に貼って体を癒していた。香調はメディシナルノートで、はっきりとシップの香りとわかる。
成分はほぼ100%、サリチル酸メチルである。 -
ヒメコマツ(姫小松)
高山産(学名:Pinus parviflora)
日本原産の常緑針葉樹。本州、四国、九州の海抜1300-1800 m(例外的に房総丘陵では120m-350m)の場所に生える。
産地においては樹高15-20 m、もっと大きくなることもある。針葉は青みを帯びた緑色で長さは5-6 cmで5枚が束生する。
雌雄同株であり、一つの個体に雄蕊だけを持つ雄花、雌蕊だけを持つ雌花の2種類の花をつける。香調はフローラルコニフェラス。木部も枝葉部も共通して、少し花のような甘さを持った優しい松の香りである。
枝葉部の主成分はαピネン、ネロリドール、カレン。
木部の主成分はαピネン、カレン、ネロリドール。ネロリドール含有率は20%以上と木部の方がより含まれる。